明暗を分ける、運動と食事のバランス

メタボの3大疾病の1つである「狭心症」は、もう1つの心筋梗塞と前触れが似ています。心臓のあたりがギューッとワシづかみされるように苦しくなって、その症状に襲われた本人は、胸を押さえた状態でうずくまるといいます。実はこの狭心症もメタボ、動脈硬化が起因して起こっています。注意すべきことは、このような症状が起きてもしばらくすると痛みや苦しさが消えてしまうので、そのまま日常生活に戻り、普段のライフスタイルを継続してしまうという点です。冷や汗を大量にかいた、呼吸が息苦しくなって立ち止まったなども前兆です。明暗を分ける第1ステップはまずここにあります。すぐに医療機関を訪ねてください。そしてそこでの医師の指示・アドバイスに従いましょう。

医師にも忠告されると思いますが、「適度な運動と節度・バランスのある食事」に切り替えるかどうかが次の明暗を分けるポイントです。運動と食事の見直しをはじめ、医師に安静にしておくようにと言われた人は、その期間が過ぎたらさっそく実行に移しましょう。ブロッコリー、ニンジンをはじめとする緑黄色野菜や、ごま、シイタケ、エノキなどを使って温野菜にしたり、お粥にしたりして食べてください。本調子になり完全に職場復帰した後は、これらの食材に加えて、イワシやブリ、マグロといった魚を、肉料理に代えて摂取しましょう。もともと狭心症や心筋梗塞を起こす人は、肉食中心のこってりメニューが発症の要因になっていますから、脂系の食事と成り行き任せのアルコール摂取、タバコなどの危険因子とは手を切るべきです。

適度な運動と言うと、最低でも30分のジョギングとかきつめの筋トレを想像する人がいます。しかし最近では5分でも10分でもウォーキングすれば、それでも効果があることが分かってきました。習慣化できるまでは途切れ途切れの運動でも構いません。それを継続させてください。狭心症を再発させないための運動と栄養バランスを考えた日々、それを実行に移すか継続できるかが健康長寿のカギです。

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